創作再開しました。不定期更新です

あおとコインランドリー

コインランドリーを、ここ3.4年で急激に利用するようになった。

あおという人間は大変いい加減にできているので、おふとんは干せば、毛布はギウギウ押し込んで洗濯すれば、なんとかなってきた。

最初は、洗濯機が壊れたとかのっぴきならない事情で利用した気がする。

それから、サクッと乾燥させるには便利が良いし、ホカホカ洗濯物を持ったまましばらく歩くのも悪くないな(特に冬)という気持ちになり、ヘビーにではないものの、愛用させてもらっている。

5.6年以上前になるのだが、コインランドリーヘビーユーザーの話を聞いたことがある。その人いわく、待っている間の時間が至福であるという。

生憎生活範囲からは遠いのだが、最近はカフェや飲食店が近くにあって、待ち時間をより有意義に過ごせそうだ。

僕の趣味といえば散歩や鑑賞、読書など静的なものがかなり多く、コインランドリーは大変相性がいい。

こうして今も、のっぴきならない事情で深夜のコインランドリーに入り浸りながらブログ記事を考えるのも乙なものである。

僕だけかもしれないが、どうしても何かと考えてしまう時間が長い。頭をシンプルにするにはひたすら歩くかなにかに没頭するか、こうして文章を考えて感情の整理をするに限る。

洗濯物が回り続けるのを見るのもよし、新しいネタ探しをするもよし。

と今はこうしてわりかし楽しめるのだが、話を聞いたばかりの5.6年前には、どうも馴染める気がしなかった。

コインランドリーは、時間制限付きで行動範囲や予定を若干拘束される。

あまり予定を詰めすぎるのは、好きではなかった。そして、急かされるのはもっと苦手だった。

当時は、外に出たら何かしらしなければ家にいるのと変わらない、何かしなければという思いに、駆られてたのかもしれない。

そう思うと、僕も少しはゆとりが出てきて余裕を持てるようになってきたような気がする。

WiFi引いてほしいなとか、冬になるとトイレが近いのでトイレ併設していてほしいなとか、外に自販機とゴミ箱はほしいなとか、カード対応してほしいなとか、近所のコインランドリーに求めることは利用するたび増えていくが。

忘れないようにお知らせしてくれる機能や、空き状況がわかる機能など、コインランドリーは日々進化していく。

シェア需要が高まる昨今、拡大していくコンテンツなのかもしれない。してる最中なのかな。

ボーっとしている間に洗濯が終わった。これから帰ってすぐ僕は寝る。

乾燥機から出たばかりのホカホカが好きだ。だからずっと布団乾燥機がほしい。毎日ホカホカで眠りたい。そしたらもっとよく眠れる気がする。

オリオン座が見える季節になった。布団を丸めて抱え、見上げる夜空。

空気がひんやり冷たくても、今日はホカホカがいるから大丈夫。おうちまで暖をよろしくね。帰ってからも温かいうちに入るから待っててね。